『塗装のお話』
2022年 03月 22日
今日は塗装のお話をしたいと思います。
オーダー家具、例えばダイニングテーブルをご注文頂き、木の種類や大きさ・デザイン等お選び頂き、最後に選ぶのが塗装となります。
塗装は家具の仕上げになる工程で、自然のままの無塗装ではなく塗装をしてあげることで、お気に入りの家具をより長く味わい深く使い続けることが出来ます。
クラモクでは、ウレタン(ツヤ有り/ツヤ無し)塗装とオイル塗装のどちらかを選んで頂いています。
『ウレタン塗装』は表面に保護膜を作る仕上げ方法で、手触りが木の質感ではなくツルツルした仕上がりになります。
汚れや傷に強いので輪ジミを気にせず、日常のお手入れがしやすいところやストレス無くテーブルを使うことが出来るのが一番の魅力です。
しかし、経年劣化で塗膜が剥がれてきてしまうことがあります。こうなると、ご自分での修復は不可能で、業者に依頼し、天板の塗膜を剥がし、再塗装となります。
では『オイル塗装』というと、表面からオイルを浸透させ、オイルが内部で固まることで塗膜の変わりになる仕上げ方法です。
表面に膜を張っていないので木の質感・美しさをより感じることが出来ます。
オイルが抜けていくので、定期的に塗り直すことをお勧めしています。
コップなど濡れたものをそのまま放置すると輪ジミが出来てしまいますので、コースターやランチョンマットを使うことをお勧めしています。
しかし、シミや小さい傷がついてしまった場合は、自分でサンドペーパー等で研磨しオイルや蜜蝋を塗ってメンテナンスすることが出来ます。
どちらも、メリットデメリットがありますので、お客様のライフスタイルなどに合わせてお好みの塗装を選んで下さい。
クラモク木のショールームでは、展示しているダイニングテーブルはオイル塗装になります。ウレタン塗装の仕上がりのサンプルも用意していますので、是非見た目や手触りを比べにお越しください。
お気に入りの一枚板と出会えたら、世界にひとつしかないオーダー家具をおつくりします。
by kuramoku2011 | 2022-03-22 13:06 | らぼ便り★