その2

帰りのバスが、席替えしてもらって、ちょっぴり余裕が出た笠原です。

今日の活動場所は、釜石市 箱崎町というところで、多分何もなければ静かな のどかな ゆったり時間の流れていそうな小さな漁村でした。

釜石市の市街地も被害を受けたんですが、そこを通り抜けて、海沿いをいくらか走ってトンネルを抜けたとこに、その場所はありました。

後から聞いた話ですが、そのトンネルにガレキが詰まって、それを自分達で撤去し始めたら、知り合いの御遺体がたくさん出てきて、地区の人がトラウマになってしまい、自治会とかの人がそこから離れていって、その為に復旧が大きく遅れてしまった場所だそうです。

今日は、50人ほどが家に入る道の泥を取ったり、駐車場にする為にガレキを拾ったり、草取りをしたりと
皆さん初盆をご自宅で迎えたいという依頼の作業でした。

けっこう天気が良くて暑かったのですが、海風がさわやかで、ヒグラシが鳴いて
私はそんなにきついと思いませんでした。

ま ガレキ撤去だったおかげもあるんですが。

ただ、泥の撤去にまわったうちのチームの人は、へとへとになっております。

今朝 書いていたアメリカ人3人との作業だったそうで、ごっつい体格の彼等に張り合っているうち、昼にはへこたれてしまったそう。

今も、手がつるって言われてます。

当の外人さんは、なんともなかった顔で、何やらおしゃべりされてます。
当たり前のように、何を言ってるかわかりませんが…
また話は前後しますが、
今朝、被災した釜石市でガレキの山を見て、その向こうにダム?っていうほどでっかい防波堤を見ました。

さらにごく当たり前に、向こう側には海なんです。

それを越えたんですあの津波

また、その海が、ものすごく綺麗で、穏やかで、キラキラしてました。

どうして、こんな海が、なんであんなに恐ろしいことを、って

言葉を失いました。

書いてても、思い出して悲しい気持ちばかり湧いて、どーしようもないです。

ホントに


ボランティアの人は、写真を撮らないように御達示があったので、今まではまったく撮ってなかったんですが、理由はわかりませんが今日の箱崎町は、オッケーがでたので、一枚貼付けます。

では

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by kuramoku2011 | 2011-08-05 18:33 | 徒然ブログ  

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